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「腰痛を繰り返さないために、何をすればいい?」
「ウォーキングが腰痛予防に効果的って本当?」
このような疑問を持つ方に向けて、最新の研究をもとに ウォーキングと腰痛再発予防の関係 について解説します。
最新研究:ウォーキングが腰痛の再発予防に効果的
論文名: Effectiveness and cost-effectiveness of an individualised, progressive walking and education intervention for the prevention of low back pain recurrence in Australia (WalkBack): a randomised controlled trial
ジャーナル名: The Lancet
発表: 2024年7月
研究機関: オーストラリア Macquarie University
この研究では、24時間以上継続した非特異的腰痛から回復した成人701名 を対象に、 個別化されたウォーキング・プログラムと理学療法士(PT)による教育介入 の有効性を調査しました。
研究のポイント
✅ ウォーキングプログラムを行った人は、腰痛の再発までの期間が長かった(HR 0.72)
✅ 初回再発までの平均日数 :介入群 208日 、対照群 112日
✅ 介入群は対照群と比べて、94%の確率で費用対効果が優れていた
✅ 歩行中の下肢の軽微な不調は、介入群で多かった(100件 vs. 54件)
研究者は、「ウォーキングは腰痛の再発予防に有効であり、費用対効果も高い」と結論づけています。
研究からの見解:なぜウォーキングが腰痛予防に効果的なのか?
これまで腰痛の予防には 筋トレやストレッチ などが推奨されることが多かったですが、今回の研究では ウォーキング というシンプルな運動が 腰痛再発を防ぐ有効な手段 であることが示されました。
ウォーキングが腰痛予防に効果的な理由:
1️⃣ 脊椎周囲の筋肉を自然に鍛える(体幹や股関節の安定性向上)
2️⃣ 血流が促進され、筋肉の緊張がほぐれる
3️⃣ 適度な運動が痛みの恐怖心を軽減し、活動量を維持できる
4️⃣ 関節の可動性が向上し、腰への負担が減る
特に 腰痛を繰り返しやすい人 は、痛みが落ち着いたら 少しずつウォーキングを増やしていく ことが推奨されます。
実際にどのようにウォーキングを取り入れるべきか?
腰痛の再発予防にウォーキングを取り入れる際のポイントを紹介します。
▶ 1日30分のウォーキングを週5日以上
- 初めは 10分×3回 などに分けてOK
- 痛みが出ない範囲で 歩く時間を少しずつ増やす
▶ 歩く姿勢を意識する
- 胸を張り、軽く腕を振る
- 腰に負担がかからないフォームを意識
▶ 痛みがあっても完全に動かないのはNG
- 軽度の痛みがある場合は 少しずつ動かしてみる
- 強い痛みがある場合は専門家に相談
▶ ウォーキングの習慣化
- 仲間と一緒に歩く(モチベーションUP)
- 歩数を記録する(進捗を見える化)
- 無理のないペースで継続する
ラスバル整骨院では、ウォーキングを効果的に取り入れるための姿勢指導や体幹トレーニングを通じて、腰痛の再発予防をサポート しています。
ラスバル整骨院
栁澤 昂希
参考文献
- Pocovi, N., et al. “Effectiveness and cost-effectiveness of an individualised, progressive walking and education intervention for the prevention of low back pain recurrence in Australia (WalkBack): a randomised controlled trial.” The Lancet, 2024, Vol.404, p.134.
ラスバル整骨院では、一人ひとりの症状に合わせた施術やアドバイスを行い、『未来の健康を一緒に創りあげていく』ことを目指しています。
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