あなたはどのタイプの頭痛?原因と対策を徹底解説
頭痛にはいくつかのタイプがあり、それぞれ原因や症状、効果的な対策が異なります。「温めるべきか?冷やすべきか?」などの判断も、頭痛のタイプによって正反対になることがあります。まずは自分がどのタイプの頭痛なのかを知ることが、適切なケアの第一歩です。
偏頭痛(片頭痛)
特徴:若年女性に多く、周期的に発症することが多い。月に1〜2回、多い方では週1回以上。
原因:
- 脳血管の急激な拡張
- 三叉神経の炎症
- 気圧の変化、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、アルコールなど
症状:
- 頭の片側にズキズキする痛み
- 前兆として「閃輝暗点」(視界に光が見える)が出ることがある
- 吐き気や嘔吐
- 光や音に敏感になる
- 身体を動かすと悪化する
対処法:
- 痛い箇所を冷やす(血管拡張を抑えるため)
- 暗く静かな場所で安静にする

緊張型頭痛
特徴:最も患者数が多いタイプ。慢性的に繰り返す。
原因:
- 首・肩・背中の筋緊張
- 姿勢不良(猫背、デスクワーク)
- ストレスや眼精疲労、長時間同じ姿勢、運動不足など
症状:
- 頭全体を締めつけられるような痛み
- 目の奥のつっぱり感
- めまいや吐き気を伴うこともある
対処法:
- 首や肩のストレッチ(入浴後が効果的)
- 目のまわりを温める(蒸しタオル、マッサージ)

群発頭痛
特徴:慢性頭痛の中で最も痛みが強烈。若年男性に多い。2〜3年ごとに「群発期」が訪れ、1〜2ヶ月ほど続く。
原因:
- 詳細は不明だが、体内時計の乱れによる視床下部への刺激が関与
- 飲酒、喫煙、ストレス、気圧変化が誘因となることも
症状:
- 片目の奥に走る激痛(ドリルでえぐられるような痛みと形容される)
- 痛みのある側の目が充血、涙や鼻水が出る
- 多くは睡眠中に発作が起こる
- 群発期以外は無症状
対処法:
- 群発期は飲酒・喫煙を控える
- 規則正しい生活リズムを心がける

全体的な頭痛対策
- ストレス管理(呼吸法、リラックス時間を確保)
- 自律神経を整える(頭寒足熱=頭を冷やし足を温める)
- 睡眠環境を整える
ラスバル整骨院での頭痛アプローチ
当院では、高精度自律神経測定機器などを用いて、頭痛の原因を評価します。頭痛を引き起こす背景には、デスクワークやスマホによる眼精疲労、不眠、姿勢不良などが複雑に関与していることが多く見られます。
そのため、
- 整体:筋緊張や骨格バランスを調整
- 鍼灸:血流改善や神経の過敏性を抑制
- ピラティス:呼吸エクササイズ、姿勢や動作の改善、再発予防
- 生活指導:睡眠・ストレス・エクササイズの提案
といった包括的なアプローチで、根本改善を目指します。
まとめ
頭痛のタイプによって原因や対処法は大きく異なります。正しい見極めと日常でのケア、そして必要に応じた専門家の施術が「つらい頭痛から解放される第一歩」となります。自己判断に頼りすぎず、気になる症状が続くときは早めにご相談ください。
【未来の健康を一緒に創りあげていく】
ラスバル整骨院 栁澤 昂希
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
10:00 ~ 13:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
15:00 ~ 21:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
参考文献
- Goadsby PJ, Lipton RB, Ferrari MD. (2002). Migraine—current understanding and treatment. N Engl J Med, 346(4), 257–270.
- Bendtsen L. (2000). Central sensitization in tension-type headache—possible pathophysiological mechanisms. Cephalalgia, 20(5), 486–508.
- May A, Goadsby PJ. (1999). The trigeminovascular system in humans: pathophysiological implications for primary headache syndromes of the neural influences on the cerebral circulation. Brain, 122(5), 923–947.