慢性的な不調を抱えているのに、病院で検査をしても「異常なし」と言われてしまう。そんな経験はありませんか?
実は、その不調の原因が「上咽頭」にある可能性があります。上咽頭は鼻の奥に位置し、免疫機能の関門であり、自律神経とも深く関わる部位です。この上咽頭に炎症があると、慢性的な体調不良を引き起こすことがわかっています。
本記事では、上咽頭炎が引き起こす体調不良のメカニズム、セルフケアの方法、さらには薬に頼らない最新の治療法「EAT」について詳しく解説します。
なぜ「上咽頭」が健康の鍵なのか?
上咽頭は、のどちんこの奥、鼻と喉の間にある部位で、呼吸によって取り込まれた空気が合流し、流れを変える場所です。この上咽頭は、ウイルスや細菌などの異物と体の免疫システムが最初に接触するポイントであり、非常に重要な役割を持っています。
しかし、上咽頭は常に湿っていて、ウイルスや細菌が感染しやすい部位でもあります。そのため、炎症が慢性化しやすく、次のような症状を引き起こすことがあるのです。
上咽頭炎が引き起こす不調
✅ 頭痛・めまい・耳鳴り
✅ 首・肩のこりや痛み
✅ 慢性的な疲労感
✅ うつ症状・自律神経の乱れ
✅ 免疫力の低下
✅ 風邪をひきやすい・喉の違和感
実際に、多くの慢性不調に悩む患者さんが上咽頭の炎症を抱えており、適切な治療を行うことで劇的に症状が改善した例が多数報告されています。
上咽頭を守り鍛える3つの方法
① 鼻うがいで上咽頭を洗浄
鼻うがいは、鼻の奥まで洗浄し、ウイルスや花粉、ホコリを除去するのに効果的です。
【やり方】
- 生理食塩水(500mlのぬるま湯に小さじ1の塩を溶かす)を準備
- ノズル付きのボトルで片方の鼻から流し込み、もう片方の鼻or口から排出
- 1日1〜2回を目安に実施
鼻の粘膜を洗い流すことで、炎症を抑え、風邪やアレルギーの予防にもつながります。
② 上咽頭洗浄(セルフEAT)
鼻うがいよりもピンポイントで上咽頭を洗浄する方法です。
【やり方】
- 生理食塩水をスポイトなどに入れる
- 椅子に座り、頭を60度ほど後ろに倒す
- 片方ずつ鼻に2mlほど入れて、そのまま飲み込むか口から出す
簡単にできる方法なので、日常的に取り入れて上咽頭の炎症を予防しましょう。
③ 首を温めて血流改善
首が冷えると、血流が悪くなり上咽頭の炎症を悪化させる原因になります。
【ポイント】
✅ ストールやネックウォーマーを活用し、首を冷やさない
✅ 湯たんぽやホットタオルで首の後ろを温める(1回5分程度)
✅ 電子レンジで温めるネックウォーマーもおすすめ
首を温めることで血流が促進され、炎症の回復を助けます。
最新の薬を使わない治療法「EAT(上咽頭擦過療法)」とは?
「EAT(イート)」とは、塩化亜鉛溶液を染み込ませた綿棒で上咽頭を擦る治療法です。この治療法は、慢性上咽頭炎に対して非常に効果が高く、多くの患者さんが改善を実感しています。
【EATの効果】
✅ 上咽頭の炎症を直接鎮める
✅ 自律神経のバランスを整える
✅ 免疫力を高める
✅ 頭痛や肩こり、慢性疲労の改善
【EATの受け方】
EATは耳鼻咽喉科などの医療機関で受けることができます。1回の治療時間はわずか1分程度で、週に1〜2回、10回ほど続けることで改善が期待できます。
EATを受けた人の体験談
✅ 10年来の頭痛・肩こりが改善!
ワーキングマザーのTさんは、慢性的な頭痛と肩こり、疲労感に悩まされていました。EATを1回受けた後、首の可動域が広がり、頭痛が劇的に改善。週1回の治療を続けた結果、薬に頼らなくても快適に過ごせるようになりました。
✅ 10年間の引きこもりから復活!
Aさんは長年、慢性疲労や集中力の低下に悩まされ、引きこもりがちでした。しかし、EATを受けた直後に「視界が明るくなった」と感じ、治療を続けるうちに睡眠の質が向上し、外出する気力が戻りました。現在は積極的に社会復帰を目指しています。
まとめ:上咽頭をケアして健康な体を手に入れよう!
✅ 慢性上咽頭炎は、自律神経や免疫に影響を与え、不調の原因となる
✅ セルフケア(鼻うがい・上咽頭洗浄・首の保温)で上咽頭を守る
✅ EAT(上咽頭擦過療法)は薬を使わない効果的な治療法
もし、原因不明の体調不良に悩んでいるなら、まずは上咽頭のケアを試してみてください。適切なケアを行うことで、驚くほど体調が改善し、人生が変わるかもしれません。
ラスバル整骨院
栁澤 昂希
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