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ためになる健康のお話

本当に正しい休み方とは?自分に合った休養の見つけ方Part.1

はじめに

「最近なんだかずっと疲れている…」 「休日にしっかり休んでいるのに、疲れが取れない…」

このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか? 実は、多くの人が「休む」という行為を正しく理解できていないのです。本記事では、自分の状態を知り、最適な休み方を見つけるためのヒントをお伝えします。


休むことに関する勘違い

ほとんどの人が、「休む」とは「何もしないこと」や「仕事や役割から解放されること」だと考えています。しかし、単に仕事をしていないからといって、体や心が回復するわけではありません。

「休む」には2種類あります。

  1. アブセント(Absent)
    • 欠席している状態
    • 仕事や責任から離れること
  2. レスト(Rest)
    • 体や心が回復する本当の休息

「アブセント」な状態ではHP(体力・精神力)は回復しません。重要なのは、「レスト」ができているかどうかです。


本当の疲れとは?知らぬ間に疲労が蓄積している?

実は、疲れには「自覚できる疲れ」と「自覚できない疲れ」があります。

疲労感のない疲れ

ストレスを受け続けると、最初はショックでパフォーマンスが一時的に低下します。しかし、ストレスホルモン(コルチゾールなど)が分泌されることで、パフォーマンスが回復し、むしろ向上する「抵抗期」に入ります。

この期間は、「疲れているのに動けてしまう」ため、自覚がないまま無理をしがちです。そして、数ヶ月経過すると一気に疲労が限界に達し、身体や心に異変が現れる「疲弊期」に突入します。

身体に現れるサイン

以下のような症状が出ている場合、ストレスによる疲れが蓄積している可能性があります。

✅ 頭痛、肩こり、腰痛
✅ 睡眠障害(寝つきが悪い、途中で起きる、熟睡できない)
✅ お腹の調子が悪い(便秘・下痢・ガスが溜まる)
✅ 血圧の上昇や慢性的な発熱(37度前後の微熱)
✅ 手足のしびれ、脱毛、アレルギーの悪化
✅ 耳鳴りや片耳だけ聞こえにくくなる(特定のストレス環境で発生)
✅ 気分の落ち込みや、感情の起伏がなくなる

「ストレスを感じていないから大丈夫」と思っていても、これらの症状が出ている場合は、すでに体が限界を迎えている可能性があります。


「休むことができない」現代人の問題

「休もうと思っても休めない」「休む時間があっても、結局スマホやSNSを見てしまう」

このような悩みを抱える人も多いです。その背景には、「過剰適応」という問題があります。

過剰適応とは?

環境の期待や要求に応え続け、自分のニーズを後回しにしてしまうことです。例えば…

  • 職場で期待されるから無理をして働く
  • 家族や友人に気を遣いすぎてしまう
  • 「休むのは怠け」と思い込んでしまう

このような状態が続くと、休みたくても「休むこと自体が不安になる」状態に陥ることも。


正しく休むための3つのステップ

1. 自分の状態を知る

まずは、自分が今どのような状態にあるのかを知ることが大切です。

  • 「炎モード」:交感神経優位(ストレス・興奮状態)
    例:イライラする、常に忙しくしていないと落ち着かない
  • 「氷モード」:副交感神経の過剰な活性化(無気力・ダウン状態)
    例:だるい、やる気が出ない、感情がわかない
  • 「バランスモード」:適切な自律神経の切り替えができている
    例:集中すべき時に集中でき、リラックスする時はしっかり休める

「自分がどのモードにいるか?」を意識することで、適切な休み方が見えてきます。

2. 環境を整える(休む準備をする)

  • 「休んでもいい」と自分に許可を出す
  • 無理に仕事や予定を詰め込まない
  • 職場や家庭で「助けを求める」スキルを身につける
  • SNSやスマホを一定時間オフにする(デジタルデトックス)

3. 正しい休養活動を選ぶ

適切な休養には「自律神経を整える行動」が必要です。

✅ 呼吸法(ゆっくりと深呼吸をする)
✅ 適度な運動(軽いストレッチやウォーキング)
✅ 音楽を聴く、歌を歌う(リラックス効果が高い)
✅ 自然と触れ合う(公園を歩く、日光を浴びる)
✅ 信頼できる人と会話をする(安心感を得る)
✅ お風呂にゆっくり浸かる(リラックス効果が高い)
✅ 趣味を楽しむ(無理のない範囲で)

逆に、スマホやゲーム、動画の見過ぎは、交感神経を刺激してしまうため、疲労回復には逆効果になることも。


まとめ:休むこともスキルの一つ

「休むこと」は、ただ寝たりダラダラすることではなく、自分に合った方法で心身を回復させることです。

✅ 「今の自分はどのモードにいるのか?」を意識する ✅ 「休める環境を確保する」ことが大切 ✅ 「適切な休養方法」を見つけ、実践する

日々の生活の中で、適切な休み方を取り入れて、より健康的な日々を送りましょう!


ラスバル整骨院

栁澤昂希

「祖師ヶ谷大蔵駅」北口徒歩1分 / 21時まで診療ラスバル整骨院 〒157-0072 東京都世田谷区祖師谷1-9-10-2F TEL.03-6699-4017定休日:祝日 受診時間:午前 10:00 – 13:00 午後 15:00 – 21:00 ※日曜日は前日までの完全予約制〈アクセス〉 小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」北口からウルトラマン商店街を直進し徒歩1分の場所にございます。
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