「腰が反っている」と言われたこと、ありませんか?
腰が痛い、太ももの前が張る、ぽっこりお腹が気になる…。
そんな方はもしかすると「反り腰(ロードシス)」の姿勢が原因かもしれません。
前回の『タイプ別不良姿勢』に引き続き、今回はその中でも特に多く見られる 「反り腰姿勢(ロードシス)」 について詳しく解説いたします。
【反り腰姿勢(ロードシス)】とは?
反り腰とは、骨盤が前に傾き、腰の反りが強くなっている状態を指します。専門用語では「腰椎の過前弯(ロードシス)」と呼ばれます。

⭐ 見た目の特徴は?
- 骨盤が前に倒れている(前傾)
- 腰が過度に反っている
- お腹が前に突き出ているように見える
- 膝が反って(過伸展して)いる
- 肋骨が開きやすく、呼吸が浅い
- 股関節が内股気味になる
つまり、姿勢の歪みが複合的に起こっている状態なのです。
【なぜ反り腰になるの?】原因は「筋バランスの崩れ」
反り腰は、日常生活の中での習慣や筋肉のアンバランスが積み重なって起こります。
📌 主な原因
- 長時間のデスクワークや立ちっぱなし
- ヒールの高い靴の常用
- 筋力不足(特に体幹やお尻)
- 妊娠や産後の骨盤変化
- 間違ったトレーニング(腹筋運動やヨガなど)
筋肉には「過緊張している部分」と「弱くなっている部分」があり、
このバランスが崩れることで反り腰は形成されていきます。
【放っておくとどうなる?】反り腰が引き起こす不調
🔻 腰への影響
- 腰椎への負担が増し、慢性的な腰痛へ
- ぎっくり腰やヘルニアなどのリスク上昇
- 呼吸が浅くなり、自律神経バランスも乱れやすい
🔻 股関節・膝への影響
- 股関節が内股気味になり、詰まり感や違和感
- 膝が反りすぎて、膝痛や関節の不安定性
このように、腰だけでなく全身に連鎖的な不調を起こす姿勢なのです。
【どの筋肉が関係してるの?】緊張と弱化のポイント
🔺過緊張している筋肉(緩めるべき)
- 腸腰筋(股関節の前側の筋肉)
- 大腿直筋(太ももの前)
- 脊柱起立筋(背骨の両側)
- 大腿筋膜張筋(外もも)

🔻弱くなっている筋肉(鍛えるべき)
- 大臀筋(お尻の筋肉)
- 腹筋群(特に腹横筋や内腹斜筋)
- ハムストリングス(太ももの裏側)

これらの筋肉を、ただ緩めたり鍛えたりするだけでなく、機能的に使えるようにトレーニングすることが重要です。
【改善のポイント】整体 × ピラティスの両端アプローチ
反り腰の改善は、 「緩める → 使えるようにする → 正しい動きを学習する」
この3ステップが基本です。
ラスバル整骨院では、
- 施術による筋肉バランスの調整
- ピラティスによる正しい姿勢と動きの習得
- 日常生活でのセルフケア指導
を組み合わせて、一人ひとりの姿勢に合わせた根本的なアプローチを行っています。
【まずは姿勢チェック】
壁にかかと、お尻、背中、頭をつけて立ってみてください。
腰の後ろに手のひら1枚以上のすき間がある場合、反り腰傾向かもしれません。

まとめ|反り腰は治せます!
反り腰(ロードシス)は単なる「姿勢のクセ」ではなく、放っておくと全身に不調をきたす重要なサインです。
- 緊張している筋肉は緩める
- 弱くなっている筋肉は鍛える
- 正しい動きを身につける
この3つを意識するだけでも、体の変化を実感できます。
お身体のことでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
【未来の健康を一緒に創りあげていく】
ラスバル整骨院 西尾 颯十
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