はじめに
「最近よく聞くPRPってなんだろう?」 「ヒアルロン酸注射との違いは?」
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
PRP(ピーアールピー)療法は、自分の血液の一部を使って体の回復力を高める“再生医療”のひとつです。
今回は、最新の医学論文をもとに、膝の痛みに悩む方へ向けて 「PRPってなに?」「どんな人に効果があるの?」をわかりやすくお伝えします!
そもそもPRP(ピーアールピー)って?
PRPとは、多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)のこと。 ちょっと難しい言葉ですが、 簡単に言うと、“自分の血液から回復に必要な成分だけを取り出したもの”です。
この血液を使って、
- 関節の炎症を抑える
- 痛みを軽くする
- 傷んだ組織の修復を助ける
といった効果が期待できます。
✅ PRPのポイント
- 自分の血液を使うから副作用が少ない
- ヒアルロン酸よりも効果が長持ちする可能性
- 手術を避けたい方に選ばれやすい
特に、膝の変形が進行する「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)」に対して注目されています。
最新の研究でわかった“効果を左右するもの”とは?
2024年にヨーロッパの医療機関で行われた研究では、 「PRPの濃さ(血小板の量)が多いほど、治療の効果が高くなる」ということが明らかになりました。
🧪 研究のポイント:
- 対象:ひざの痛みを抱える患者253人
- 方法:自分の血液からPRPを3回注射
- 比較:濃さが”高い・普通・低い”グループで分けて効果を検証
🔍 結果:
- すべてのグループで「痛みの改善」が見られた
- 特に、血小板の濃さが高いグループは痛みの改善度が大きかった
- 濃さが低いグループでは、改善しにくい人の割合が高かった(失敗率15%)
- 3つのグループで副作用の差はなかった(安全)
つまり、“ただ打てばいい”ではなく、“濃さ”がカギになるということがわかってきたのです。
PRPって、ヒアルロン酸とどう違うの?
ヒアルロン酸 | PRP(ピーアールピー) | |
---|---|---|
原材料 | 人工的につくられる | 自分の血液からつくる |
主な作用 | 潤滑・クッション | 炎症を抑え、回復を促す |
効果の持続 | 数週間〜数ヶ月程度 | 数ヶ月〜半年以上効果が続く場合も |
副作用 | 少ないが繰り返すと効きにくくなる | 非常に少ない |
PRPは、「自分の力で治ろうとする力をサポートする注射」といえます。
ラスバルではどんなことをしているの?
ラスバルでは、
「PRPの効果を最大限に活かすための“体の土台づくり”」 を一緒に行っています。
たとえば…
✅ 姿勢のゆがみや関節の動き、筋力のバランスをチェック ✅ 呼吸・体幹・感覚など、普段の体の使い方も確認 ✅ ピラティスやリハビリで、“戻らない膝”を育てる
こうすることで、
- PRPの効果をより長く保つ
- 痛みの再発を予防する
- 生活の中で「動きやすい体」に変えていく
といった効果が期待できます。
まとめ
PRP療法は、「手術は避けたいけど、何かできることはないか?」 と悩んでいる方にとって、大きな可能性を持つ選択肢です。
今回の研究では、 “血小板の濃さが高いほど、痛みの改善に効果的”であることが明らかになりました。
ただし、本当に大切なのは
「どういう状態で注射を受けるか」 「注射後にどう体を使っていくか」
です。
ラスバルでは、医学的根拠に基づいたケアと、 整体×ピラティスを組み合わせたサポートで、 “その場しのぎではない、本当の改善”をお手伝いしています。
「PRPを検討しているけど、よくわからない…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
【未来の健康を一緒に創りあげていく】
ラスバル整骨院 栁澤 昂希
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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