睡眠不足は命に関わる?
「睡眠は大切」とよく言われますが、具体的にどのように健康に影響を与えるのでしょうか?
最新の研究では、睡眠時間が短すぎたり、毎日の睡眠時間が大きく変動する人は、心臓病や脳卒中などの心血管疾患(CVE)や死亡リスクが高まることが明らかになりました。
研究の概要
中国・北京大学のBaoらは、「Kailuan Study」に登録された52,599名を対象に、睡眠パターンと心血管疾患・死亡リスクの関連を調査しました。
睡眠時間のパターン
参加者は、以下の4つのパターンに分類されました。
- 標準時間・安定(7.4~7.5時間)
- 標準時間から低下(以前は適正な睡眠時間だったが、短くなった)
- 短時間から増加(以前は短時間睡眠だったが、長くなった)
- 短時間・安定(常に4.2~4.9時間と短い睡眠)
結果
調査の結果、次のような関連が見られました。
- 「短時間・安定」パターンの人は、心血管疾患リスクが47%増加し、死亡リスクも50%増加(HR:1.47, HR:1.50)。
- 「標準時間から低下」パターンの人は、全原因死亡リスクが34%増加(HR:1.34)。
- 「短時間から増加」パターンの人は、初回CVE(心房細動・心筋梗塞・脳卒中)のリスクが22%増加(HR:1.22)。
睡眠時間を一定に保つことが大切
この研究のポイントは、単に「短時間睡眠が悪い」だけではなく、睡眠時間の変動も健康に悪影響を及ぼすという点です。
つまり、普段6時間寝ている人が週末に10時間寝る、逆に普段8時間寝ている人が忙しくて4時間しか寝ない、といった不規則な睡眠パターンが問題なのです。
過去の研究との比較
質の良い睡眠を取るために
では、健康を守るためにどのような睡眠習慣を心がければよいのでしょうか?
✅ 毎日の睡眠時間を一定にする(平日と週末で大きく変えない) ✅ 寝る時間と起きる時間を固定する ✅ 最低でも6~7時間の睡眠を確保する ✅ 寝る直前のスマホやカフェインを避ける ✅ 寝室の環境を整え、リラックスできる状態で眠る
睡眠の質を向上させることで、心血管疾患や死亡リスクを下げ、健康的な生活を送ることができます。
参考文献
- Bao, Y., et al. (2020). “Association of Longitudinal Patterns of Habitual Sleep Duration With Risk of Cardiovascular Events and All-Cause Mortality.” JAMA Network Open, 3(5), e205246. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2020.5246
- Grandner, M. A., et al. (2010). “Short Sleep Duration and Mortality: A Systematic Review.” Journal of Sleep Research, 19(1), 37-45. PMID: 18714780
- Tamakoshi, A., et al. (2017). “Long Sleep Duration and Mortality Risk: A Meta-Analysis.” Journal of Epidemiology, 27(9), 373-383. PMID: 28890167
- Ikehara, S., et al. (2016). “Short Sleep Duration and Cardiovascular Disease Risk.” Sleep Medicine, 25, 85-89. PMID: 27743803
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ラスバル整骨院 栁澤 昂希
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