近年、超加工食品(UPF:Ultra-Processed Foods)の健康への悪影響が指摘されています。フランスのUniversite Paris 13のSchnabelらが行った**大規模調査(French NutriNet-Sante Study)**では、超加工食品の摂取が死亡率の増加と関連していることが明らかになりました。
超加工食品とは?
超加工食品とは、工業的な製造過程で多くの人工添加物や保存料が含まれた食品を指します。NOVA食品分類によると、以下のような食品が該当します。
- 菓子パン・スナック菓子(例:市販のケーキ、クッキー)
- ソフトドリンク(例:炭酸飲料、スポーツドリンク)
- 加工肉製品(例:ハム、ソーセージ、ベーコン)
- インスタント食品(例:カップラーメン、レトルト食品)
- 冷凍食品(例:冷凍ピザ、冷凍フライドポテト)
超加工食品の特徴は、人工甘味料、保存料、着色料、香料などが多く含まれていることです。
研究概要
Schnabelらの研究では、**フランス人44,551名(平均56.7歳、女性73.1%)**を対象に、超加工食品の摂取と死亡リスクの関連を7.1年間にわたり追跡しました。
- 食事記録:24時間のウェブベース食事記録を収集し、NOVA分類を用いて超加工食品の摂取割合を分析。
- 健康データ:身体活動量、生活習慣、BMI、社会経済的背景(収入・教育レベル)を考慮。
- アウトカム(結果):全原因死亡率(どのような理由でも死亡する確率)との関連を検討。
研究結果
- 超加工食品の摂取が10%増えるごとに、死亡リスクが14%増加(HR: 1.14)。
- 超加工食品の多量摂取者は、低所得・低学歴・独居・高BMI・低身体活動量と関連。
- 加工食品の摂取は、心血管疾患・糖尿病・がん・認知症などのリスクとも関連。
この研究は、「ジャンクフードを食べると死亡率が上がる」という形で多くのメディアに取り上げられ、食品産業の規制の必要性を示唆しています。
なぜ超加工食品は危険なのか?
超加工食品が健康に悪影響を与える主な理由は以下の通りです。
- 過剰な糖分・塩分・脂肪
- 糖分:血糖値の急上昇→インスリン抵抗性→糖尿病リスク増加。
- 塩分:高血圧・腎疾患・心血管疾患のリスク増加。
- 脂肪:特にトランス脂肪酸は動脈硬化を促進。
- 人工添加物・保存料
- 防腐剤や着色料が腸内細菌に悪影響を与え、炎症や代謝異常を引き起こす。
- 栄養価の低下
- ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足し、栄養バランスが崩れる。
超加工食品を避けるには?
超加工食品を完全に避けるのは難しいですが、以下のポイントを意識すると健康リスクを低減できます。
✅ できるだけ自然な食品を選ぶ(例:生鮮食品、全粒穀物、ナッツ類、豆類) ✅ 成分表示を確認し、添加物の多い食品を避ける ✅ 自炊を増やす(食材の品質を自分で管理できる) ✅ 野菜・果物・発酵食品を積極的に摂取(腸内環境を整える) ✅ 加工肉ではなく、新鮮な肉・魚を選ぶ
まとめ:超加工食品を減らし、健康的な食習慣を
フランスの大規模研究は、超加工食品の摂取が死亡リスクを上げることを示しました。私たちの健康を守るためには、加工食品を減らし、できるだけ自然な食品を選ぶことが重要です。
とはいえ、個人的にはジャンクフードを食べても身体に影響がでないほどのストレス抵抗力をつけていくのが理想的だと考えています。
好きな時に、好きなものを食べられるように健康状態を維持していきましょう。
何事も適量が最適です。
参考文献
- Schnabel, L., et al. (2019). Association Between Ultraprocessed Food Consumption and Risk of Mortality Among Middle-aged Adults in France. JAMA Internal Medicine.
- Fiolet, T., et al. (2018). Consumption of ultra-processed foods and cancer risk: results from the NutriNet-Santé prospective cohort. BMJ, 360, k322.
【未来の健康を一緒に創りあげていく】
ラスバル整骨院 栁澤 昂希
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
10:00 ~ 13:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
15:00 ~ 21:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コメント