なぜ「歩く」に注目するのか?
皆さんは1日にどれくらい歩いていますか? 現代社会では、デスクワークや移動手段の発達によって、私たちはどんどん歩かなくなっています。しかし、人類を人類たらしめた最も本質的な行動は「直立二足歩行」。つまり、歩くことこそが私たちの健康と直結しているのです。
このことに気づき、「歩く」ことをテーマにした本『歩くマジで人生が変わる習慣』を書いた池田光さんは、歩くことの重要性を深く探究しています。
座ることは「新しい喫煙」? 座りすぎの危険性
私たちは日常生活の中で長時間座っていることが多いですよね。しかし、**「座りすぎは新しい喫煙」**とも言われるほど、健康に悪影響を及ぼすことが分かっています。
座りすぎが引き起こす健康リスク
- 代謝の低下:長時間座ることで血流が悪くなり、エネルギー消費が減少。
- 肥満・生活習慣病のリスク増加:座り続けることで血糖値や血圧が上昇し、糖尿病や心疾患のリスクが高まる。
- 運動では取り返せない影響:1日のうちどれだけ運動しても、座りすぎによる悪影響は完全には取り除けない。
実際、Apple Watchには「1時間ごとに立ち上がるよう促すスタンド機能」がありますが、これは座りすぎの害を防ぐためのもの。長時間座り続けるのではなく、こまめに立ち上がり、動く習慣をつけることが大切です。
歩くことがもたらす5つの驚くべき効果
歩くことは単なる移動手段ではありません。科学的にも、さまざまな健康効果が証明されています。
- 血糖値や血圧の低下:歩くことで血流が良くなり、心血管系の健康を保つ。
- 長寿に貢献:定期的なウォーキングは寿命を延ばす要因となる。
- がんや心疾患リスクの低減:適度な運動は生活習慣病の予防に直結。
- 不眠やストレスの改善:歩くことで自律神経が整い、ストレスホルモンが減少。
- 脳機能の向上:海馬(記憶を司る部分)が活性化し、認知症予防にもつながる。
クリエイティビティも向上する!
実は、歩くことで脳の創造性が高まることが研究でも示されています。スタンフォード大学の研究では、座ったままの状態と歩いた後の状態を比較したところ、歩いた後の方が創造的な発想が増えたという結果が出ています。スティーブ・ジョブズが「ウォーキング・ミーティング」を好んでいたのも、この効果を知っていたからかもしれません。
歩くことが当たり前だった時代と、現代の歩行量の違い
昔の日本人は今よりも圧倒的に歩いていました。特に江戸時代は、五街道の整備もあり、長距離を歩く文化が根付いていました。しかし、現代では交通機関の発達により、意識しないと歩く機会が激減しています。
世界の歩行量ランキング
興味深いことに、日本人は世界でも比較的よく歩く国民であり、世界ランキングでは上位5カ国に入っています。一方で、暑さや治安の悪さが原因で歩行量が少ない国もあります。
- 歩行量が多い国:日本、香港、ウクライナ、ロシアなど
- 歩行量が少ない国:インドネシア、フィリピン、中東の一部
日本の都市部では公共交通機関の発達もあり、日常的に歩く習慣が根付いています。しかし、地方では車社会が進み、歩行量が少ない傾向があります。
歩く習慣を身につけるためのポイント
1. こまめに立ち上がる習慣をつける
- 1時間に1回は立ち上がる
- スタンディングデスクを活用する
- 仕事の合間にストレッチをする
2. 1日7,000〜10,000歩を目標にする
- 通勤や買い物で意識的に歩く
- エスカレーターやエレベーターではなく階段を使う
3. 正しい靴選びが重要
現代の靴は、デザイン優先で足本来の形を無視しているものも多いです。特に、つま先が細い靴は足の健康に悪影響を及ぼします。最近では、**「ベアフットシューズ」や「ミニマリストシューズ」**と呼ばれる、足本来の動きをサポートする靴も注目されています。
まとめ:歩くことを意識し、健康的なライフスタイルを手に入れよう!
「歩く」という行為は、単なる運動ではなく、人類が本来持っている最も自然な行動の一つです。座りすぎの弊害を避け、1日数千歩でも歩く習慣を取り入れるだけで、健康・脳機能・ストレス軽減など、多くのメリットを享受できることがわかっています。
ぜひ今日から、歩くことを意識してみてください!
ラスバル整骨院
栁澤昂希
「寄り添い、向き合い、並走し、未来の健康を一緒に創りあげていく。」
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
10:00 ~ 13:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
15:00 ~ 21:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コメント