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「長時間座っていると腰が痛くなる…」「座りっぱなしの生活は健康に悪い?」
こうした疑問を持つ方に向けて、最新の研究を紹介しながら、座りすぎと腰痛の関係について解説します。
最新研究:「座位時間を減らすと腰痛悪化を防げる?」
- 論文名: Effects of reducing sedentary behaviour on back pain, paraspinal muscle insulin sensitivity and muscle fat fraction and their associations: a secondary analysis of a 6-month randomised controlled trial
- ジャーナル名: BMJ Open
- 発表: 2024年9月
- 研究機関: フィンランド Turku University
この研究では、肥満・過体重の成人64名を対象に、1日1時間座る時間を減らすことで腰痛にどんな影響があるのかを調査しました。
研究結果:座る時間が減ると腰痛の悪化を防げる?
この研究では、参加者を2つのグループに分け、 「普段通りの生活を送るグループ」 と 「座る時間を1日1時間減らすグループ」 を比較しました。
✅ 結果として、座る時間を減らしたグループでは、腰痛の悪化が防げた ことが確認されました。
ただし、すぐに大きな改善が見られたわけではなく、長期的に見て腰痛の進行を抑えられる可能性がある という結果でした。
また、座る時間を減らしたことで、背中の筋肉(傍脊柱筋)の代謝やインスリン感受性が向上する傾向がありました。
研究からの見解:座る時間を減らすことの重要性
今回の研究では、 「座る時間を減らすだけで、腰痛を悪化させない効果が期待できる」 という結果が示されました。
現代のライフスタイルでは、デスクワークやスマホの使用時間が長くなり、座りっぱなしの時間が増えています。
しかし、
✅ 1日1時間でも座る時間を減らすことで、腰への負担を軽減できる
✅ 軽い動きを取り入れることで、腰痛の予防につながる
といったメリットがあることが分かりました。
実際にどうすればいい?
「でも、仕事があるから座る時間を減らすのは難しい…」という方へ、簡単に取り入れられる方法を紹介します。
▶ 1時間に1回、立ち上がる(デスクワーク中でも簡単!)
▶ スタンディングデスクを活用する
▶ 会議や電話を立ったまま行う
▶ エレベーターではなく階段を使う
▶ 座っているときに足を動かす(貧乏ゆすりも意外と効果あり!)
このように 小さな工夫を積み重ねることで、腰痛の悪化を防ぐことができます!
参考文献
Norha, M., et al. “Effects of reducing sedentary behaviour on back pain, paraspinal muscle insulin sensitivity and muscle fat fraction and their associations: a secondary analysis of a 6-month randomised controlled trial.” BMJ Open, September 2024, Vol. 14, e084305.
ラスバル整骨院
栁澤 昂希
ラスバル整骨院では、一人ひとりの症状に合わせた施術やアドバイスを行い、 「未来の健康を一緒に創りあげていく」 ことを目指しています。
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