✅ 最新の研究が示す「体重よりもフィットネス」
「健康のためには痩せることが大事」と思っている人は多いですが、最新の研究では「体重を減らすことよりも、フィットネス(運動能力)を高めることの方が寿命を延ばし、病気のリスクを減らす」という結果が示されました。
📖 研究概要
論文タイトル: Cardiorespiratory fitness, body mass index and mortality: a systematic review and meta-analysis
ジャーナル: British Journal of Sports Medicine
発表: 2024年11月
研究機関: アメリカ University of Virginia
この研究は、398,716人を対象とした20件の前向コホート研究のデータを分析し、心肺フィットネス(CRF)とBMI(体格指数)が心血管疾患(CVD)および全死因死亡リスクに与える影響を検討しました。
✅ 研究結果:健康のカギはフィットネス
- 適度な運動をしている限り、体重が多少多くても健康リスクは大幅に減る
- 「標準体重でも運動不足」の人は「肥満でも運動習慣のある人」よりも死亡リスクが高い
- 心肺フィットネス(CRF)が高いほど、心血管疾患や全死因死亡リスクが低下する
研究では、BMIの違いではなく、「運動習慣があるかどうか」が寿命や健康リスクを大きく左右することが明らかになりました。
✅ なぜ運動が重要なのか?
- 運動は全身の健康を最適化する
- 心血管の健康を改善し、血圧やコレステロール値を適正に保つ
- 筋肉量を維持し、基礎代謝を高める
- ストレスや炎症を軽減する
- 運動はストレスホルモン(コルチゾール)を抑え、免疫力を向上させる
- 炎症を抑え、糖尿病や生活習慣病のリスクを低下させる
- 肥満でも運動習慣があれば長生きできる
- 研究では、肥満であってもフィットネスレベルが高い人は健康リスクが低いことが判明
- 逆に、標準体重でも運動しない人の死亡リスクは高まる
✅ 実際にどうすれば良いのか?
目指すべき運動習慣
- 週150分以上の中強度の運動(ウォーキングや軽いランニング)
- 週2回の筋力トレーニング(スクワットやプッシュアップなど)
- 毎日の生活で積極的に体を動かす(階段を使う、こまめに立ち上がる)
体重よりも運動を優先する
- 体重を気にしすぎず、「運動習慣をつけること」に意識を向ける
- 数字よりも、実際に体が軽くなったり疲れにくくなったかを基準にする
✅ まとめ
- 「健康=痩せる」ではなく、「健康=運動する」ことが大切
- 適度な運動習慣があれば、BMIが高くても健康リスクは大幅に低下する
- まずはウォーキングや簡単な筋トレから始める
ラスバル整骨院では、一人ひとりに合った運動指導や姿勢改善を通じて、健康的な体づくりをサポートしています。
ラスバル整骨院
栁澤 昂希
📖 参考文献
- Angadi, S., et al. “Cardiorespiratory fitness, body mass index and mortality: a systematic review and meta-analysis.” British Journal of Sports Medicine, 2024, Online first.
ラスバル整骨院では、一人ひとりの症状に合わせた施術やアドバイスを行い、『未来の健康を一緒に創りあげていく』ことを目指しています。
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